悲しい花言葉をお調べになっている方へ。
ほとんどのお花には、花言葉があることをご存知でしょうか。花言葉の始まりにはいろいろな説がありますが、17世紀にトルコでは恋人に気持ちを伝えるためにお花を使う「セラム」という習慣があり、これがヨーロッパ中へ広まったことがきっかけと言われています。
「セラム」
花束を人に贈り気持ちを花に託して伝え,贈られた相手はまた返事を花でもってする風習。
出典:コトバンク
世界各国にはその国の文化や習慣に合わせた様々な花言葉が付けられており、日本には19世紀、明治時代にやってきたと言われています。
花言葉と言われると愛や恋を唄う美しい言葉を連想することが多いのですが、中にはとにかく切なく悲しくなるような花言葉もあります。あまりプレゼントには使われることがないと思われがちの悲しい花言葉たちですが、それらの花言葉は心が痛んでいる人、苦しい想いに涙を流している人の心にぴったり寄り添うため、贈った人の気持ちを理解し受け止めてくれ、時に何よりの励ましになることもあります。
何もできないけれど・・悲しんでいる人の心に寄り添いたい時、エールを贈りたい時、そんな時には悲しい花言葉を贈ってみてはいかがでしょうか。きっと何よりの温もりを届けることができるはずです。
この記事では、ただただ切なく悲しい花言葉をご紹介致します。
悲しい花言葉①失恋した悲しみを歌うトリトマ
別名を「たいまつの百合」や「Red-hot-poker(赤く焼けた火かき棒)」とも言われるように、鮮やかなオレンジが美しいトリトマの花。
切なく、どこかやさしい気持ちにもなれる花言葉ですね。この花言葉はトリトマには首部分がねじれる性質があり、その様子が苦しみもだえる様子に見えることから付けられたそうです。最近悲しい恋の終わりを迎えた人がいたらトリトマを贈ってみてはいかがでしょうか。
こんなメッセージと一緒にトリトマの花を贈れば、相手を労るあなたの気持ちをまっすぐ届けることができそうです。
悲しい花言葉②天国への想いを歌う彼岸花
独特な花形が魅力の彼岸花。お墓に植えられることが多いことからも不吉なイメージを持たれることが多いお花ですが、仏教の世界では「天上の花」ともいわれ、この世と天国をつなぐお花としても知られています。
大切な人を失った時、お墓参りの時には彼岸花を贈ってみてはいかがでしょうか。どんなに楽しかった思い出も、一緒に過ごしたその人が亡くなってしまうと、どこか物悲しい思い出に感じてしまうものですよね。
でも、大切だったその人を想い、時には昔の思い出に浸るのも良いものではないでしょうか。きっと天国にいるあなたの大切な人も一緒に思い出を懐かしみ喜んでくれるはずです。そんな想いを込めて・・大切な人を悼む時には彼岸花を添えて、花言葉のとおり「悲しい思い出」に浸ってみてはいかがでしょうか。
悲しい花言葉③過ぎ去った日々を愛おしむイヌサフラン
秋になると小さく足下を照らすイヌサフラン。お花の形がサフランに似ていることから名付けられました。イヌは「役に立たない」という意味があるそうです。
「あの頃は良かった。あの頃に戻りたい。」昔の思い出ばかりを振り返りそんな事を思っている人がいたら、イヌサフランを贈ってみてはいかがでしょうか。
こんなメッセージを添えてイヌサフランを贈れば、今を生きるこの世界に目を向けて、新たな幸せを探す勇気を届けることができるかもしれません。
悲しい花言葉④人生の悲しみを歌うマリーゴールド
悲しみのドン底にいる人、そこから這い上がれずに苦しんでいる人がいたらマリーゴールドを贈ってみてはいかがでしょうか。
こんなメッセージを添えてマリーゴールドを贈れば、マリーゴールドがその人の痛みを受け止め癒してくれるはずです。
誰かの苦しみを代わってあげることができないし、100 %理解してあげることもできません。どんな言葉をかけたら良いか分からなくなってしまうものです。そんな時はマリーゴールドのお花にのせて、あなたの気持ちを届けるのも素敵です。
悲しい花言葉⑤応えられない想いを歌うムラサキツユクサ
梅雨時期になると見かけるムラサキツユクサ。
やさしくも悲しい花言葉ですね。どこか儚く悲しい雰囲気を漂わせる紫の花色にぴったりです。大切にしている友人に愛を告げられて困ってしまった時には、ムラサキツユクサを贈ってみてはいかがでしょうか。
こんなメッセージを添えれば、きっと相手にあなたの気持ちをやさしく届けることができるでしょう。
悲しい花言葉⑥別れに歌う勿忘草(ワスレナグサ)
小さくて薄いブルーがどこか物悲しさを思わせる勿忘草。
大切な人との別れには勿忘草を贈ってみてはいかがでしょうか。例えば大切な恋人が学校や仕事の関係で遠くへ引っ越してしまう時などにオススメです。
こんなメッセージを添えて勿忘草を贈れば、あなたの切実な想いをまっすぐ届けることができそうです。
悲しい花言葉⑦孤独を抱えて歌うエリカ
膨らむ小さな花をいくつも連ねて咲き誇るエリカ。
孤独を抱えて苦しんでいる人がいたらエリカを贈ってみてはいかがでしょうか。会社や学校でイジメにあった友人などにオススメです。
こんなメッセージを添えてエリカを贈れば、贈られた相手にとって何よりも嬉しいプレゼントになるはずです。
膨らむ小さな花の中にたくさんの優しさを抱えたエリカ。荒野で孤独に生きたエリカだからこそ、辛い想いを受け止め優しく包み込むことができるはずです。
悲しい花言葉⑧再燃する恋を歌う水仙
少しうつむきながら咲く水仙の花。その花姿はどこか儚くも、寒い冬に咲くことからか強さをも感じさせるお花です。
とてもメッセージ性の強い花言葉ですね。別れてしまった恋人や夫婦ともう一度やり直したい。そんな時は水仙の花を贈ってみてはいかがでしょうか。
シンプルだけどまっすぐあなたの気持ちを届けられるメッセージになりそうです。顔を会わせるとなかなか言い出し難いことも、お花を贈ることでスムーズに伝えることができそうです。
最後に
切なく悲しい花言葉を持つお花はたくさんあり、どれも心が痛むような言葉たちであることが分かりました。
とても悲しい花言葉を持つお花たちは、プレゼントには適さないと言われがちですが、心が苦しくて悩んでいる人、悲しい気持ちを背負っている人の気持ちに寄り添えるのも、悲しい言葉たちのような気がしました。あなたの周りにそんな友人や家族がいたのなら、是非悲しい花言葉を贈って、相手の心を癒すプレゼントをしてみてはいかがでしょうか。
ただただ切なく悲しい花言葉
①失恋した悲しみを歌うトリトマ
②天国への想いを歌う彼岸花
③過ぎ去った日々を愛おしむイヌサフラン
④人生の悲しみを歌うマリーゴールド
⑤応えられない想いを歌うムラサキツユクサ
⑥別れに歌う勿忘草
⑦孤独を抱えて歌うエリカ
⑧再燃する恋を歌う水仙
以上、最後までご覧いただき有難うございます。