九星気学とはどんな占術か知りたい方へ。
“運が良かった!”と感じる時があれば、とても悲しい出来事があり“運が悪かった!”と感じることもあります。けれども運とは選ぶことができず、自分に悪いことばかりが起こっても“それは仕方のないことだ”と諦めている方も多いのではないでしょうか。
多くの人が思っているとおり、運命とは変えることができないのかもしれません。ですが、私たちの生きる世界には気の流れが確かに生じており、その流れを上手く使っていくことで、運を掴むことができます。
古くから気の流れは多くの人々により研究され、“占い”という形で私たちはそれに触れることができます。その中の一つに「九星気学占い」があります。
九星気学占いを学べば、何も知らずに掴めなかった運を今より少しだけ多く掴むことができるはずです。あなたが幸せな人生を送るためのちょっとしたスパイスに・・是非、九星気学占いを取り入れてはいかがでしょうか。
本記事では、恋愛カウンセラーうらないし・あかねが九星気学占いとはどんな占術か、基本をお伝え致します。
①そもそも、方位気学とは?
九星気学占いは「方位気学」とも呼ばれます。その名のとおり、私たちの世界には、運の良くなる方角や時期があれば、運の悪くなる方角や時期があります。例えば、家を建てた途端に、家族が病気になったり不幸になったり・・という話を耳にしたことはないでしょうか?それは、運気がマイナスになる時期や方位に家を建てたことが関係している可能性があります。
方位気学を知っていると
このように方位気学を知っていると、例えば家を建てるなど、同じことを行うとしても、良い時期や良い方向に向かって行うことで、気の流れを上手に使い、これからしようとしていることを、プラスの方向に導くことができるのです。
悪いことを避けて、良い方向に向かって行くための占術
ただし、方位気学とは「運命を変える」ものではなく、「悪いことを避けて、良い方向に向かって行く」ための占術です。あなたの大切な選択の時に、是非方位気学を取り入れてみて下さい。占いで何かを選択することはできません。ですが、選択したことをより良い方向へ導くことができるのが方位気学です。方位気学を上手に使って、あなたの選択を最高のものにしましょう。
②“九星”の種類
九星気学を理解するために、まずは自分の特性を知ることから始めましょう。私たちの世界には目には見えない「気」が流れています。その気は宇宙からのエネルギーであり、九星気学ではその宇宙からのエネルギーを9つに分類していきます。9つのエネルギーは次のように分類します。
【9種類のエネルギー(九星気)】
③生まれた年からわかる“本命”の調べ方
さて、“九星”の9つの星は常にこの世界に共存していますが、時期によって主役になれる星があり、私たちは生まれてくる時に、その時期に主役になっている星のエネルギーをもらって生まれてきます。生まれた年に主役になっている星を「本命」とよびます。そのため本命は生まれた年から知ることができます。まずは自分の本命を調べましょう。
1月・2月生まれの方は注意
ここで、1月と2月生まれの人は注意が必要です。方位気学の世界では2月3日の立春から新年になるとされています。つまり、立春より誕生日が早く来る人は本命では前の年の生まれとなります。例えば、1972年1月31日生まれの人は、九星気学上では1971年生まれの人と同じ二黒土星となります。
本命早見表
一白水星 | 二黒土星 | 三碧木星 | 四緑木星 | 五黄土星 | 六白金星 | 七赤金星 | 八白土星 | 九紫火星 |
1954 | 1953 | 1952 | 1951 | 1950 | 1949 | 1948 | 1947 | 1946 |
1963 | 1962 | 1961 | 1960 | 1959 | 1958 | 1957 | 1956 | 1955 |
1972 | 1971 | 1970 | 1969 | 1968 | 1967 | 1966 | 1965 | 1964 |
1981 | 1980 | 1979 | 1978 | 1977 | 1976 | 1975 | 1974 | 1973 |
1990 | 1989 | 1988 | 1987 | 1986 | 1985 | 1984 | 1983 | 1982 |
1999 | 1998 | 1997 | 1996 | 1995 | 1994 | 1993 | 1992 | 1991 |
2008 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 | 2003 | 2002 | 2001 | 2000 |
④生まれた月から分かる“月命”の調べ方
生まれた年から本命が決まるように、生まれた月から“月命”を決めることができます。本命は一年という大きな気の流れから決まりますが、一年の中にも細かい気の流れは生じています。それを月ごと分けて整理したのが月命です。あなたの気の流れを正確に知るために、本命に続き月命も知っておきましょう。
月命は本命から求めることができます。まず自分の本命からⅠ〜Ⅲのグループを確認しましょう。グループが分かったら、月命早見表で生まれた月を参照し、自分の月命を知りましょう。
本命から決まるグループ
Ⅰ:一白水星、四緑木星、七赤金星
Ⅱ:三碧木星、六白金星、九紫火星
Ⅲ:二黒土星、五黄土星、八白土星
月命早見表
2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | |
Ⅰ | 八白 | 七赤 | 六白 | 五黄 | 四緑 | 三碧 | 二黒 | 一白 | 九紫 | 八白 | 七赤 | 六白 |
Ⅱ | 二黒 | 一白 | 九紫 | 八白 | 七赤 | 六白 | 五黄 | 四緑 | 三碧 | 二黒 | 一白 | 九紫 |
Ⅲ | 五黄 | 四緑 | 三碧 | 二黒 | 一白 | 九紫 | 八白 | 七赤 | 六白 | 五黄 | 四緑 | 三碧 |
※表内は月命を省略して標記する(例:二黒土星→二黒)
本命と同じように、月命を求める時にも注意事項があります。それは、節変わりです。例えば2月なら立春が節変わりとなります。2月1日生まれの人は2月生まれだとしても、1月生まれの人と同じ月命となります。節変わりの目安を次に示しますが、節変わりは年によって異なるので、該当する人は詳しく調べてみて下さい。
節変わりの目安
2月:2月4日前後
3月:3月6日前後
4月:4月5日前後
5月:5月6日前後
6月:6月6日前後
7月:7月7日前後
8月:8月8日前後
9月:9月8日前後
10月:10月8日前後
11月:11月7日前後
12月:12月7日前後
1月:1月6日前後
⑤九星の持っている性格
自分の本命・月命が分かると、それらを使って自分の運勢や誰かとの相性など、様々なことを占うことが出来ます。まずは、占うための基本的な考え方を知っておきましょう。
そもそも九星には、それぞれに性格があります。それは“木星”や“火星”など、それぞれの名前からも分かるように、木、火、土、金、水の5つに分類することができ、これを「五行」と呼びます。
五行とは
五行には相性があり、これらは自然界に存在するものなので簡単にイメージすることができます。例えば、火は水で消すことができるので、火と水は一般的に相性が悪いと言えます。九星で表すと、一白水星と九紫火星は相性が悪いということになります。一方、木は水をもらって成長しますので、木と水は相性が良いと言えます。九星で表すと、一白水星の人と、三碧木星・四緑木星の人は相性が良いと言えます。
九星気学占いでは、このように九星を五行に分類して考え、相性や運勢を占っていきます。九星気学占いの基本となりますので覚えておくと便利です。
九星と五行
木:三碧・四緑
火:九紫
土:二黒・五黄・八白
金:六白・七赤
水:一白
五行の性格
木:植物や樹木。あらゆるものを成長させる温かさを持つ。
火:燃焼する火、明るく輝く光。メラメラと燃え上がる激しさを持つ。
土:多くのものを育てる一方、腐敗させることもできる。
金:鉱物や金属製品。キラキラと輝く美しさを持つ。
水:液体のもの全て。さらさらと流れて行く涼しさを持つ。
⑥九星の運命を決める方位盤の見方
自分の星とその特性が分かったところで、それらを使ってどうやって自分の運を引き寄せて行くのか・・というのが占う時に最も知りたいことの1つになるでしょう。早速、その基本を学んで行きましょう。
九星気学では、占いに画像のような「方位盤」を使います。九星には、それぞれの星が居るべき方位があり、それが年や月によって変化していきます。簡単に説明すると、自分と相性の良い星が、自分の進みたい方角に居る時ならば、その物事は吉方向に進みますが、自分と相性の悪い星がいる場所へ進んでしまうと、凶となります。
ただし、方位の見方には様々な決まりがあり、それらを全て考慮して、その時その人にとって良い方向を決めて行くので、簡単に占うことはできません。ここでは、九星気学では方位盤を使って、運を引き寄せる方向を決めていくことができる、ということだけ覚えておいて下さい。
⑦傾斜宮の調べ方
傾斜宮とは、その人の生月盤(生まれた時の月盤)の中で、その人の本命星が入っている宮のことをいいます。あなたの本命星が生月盤のどの宮に入っているのかを出し、その宮(九星)の象徴から、その人の長所・短所を判断します。
昭和30年5月10日生まれの人の場合
本命星は、九紫火星で月命星は二黒土星となります。生月盤で九紫火星は震宮にあります。したがって、傾斜宮は震宮ということになります。