タロットカードの大アルカナ「愚者」の意味を知りたい方へ。
タロットカードの大アルカナにはフールズジャーニー(愚者の旅)という物語が隠れています。0番のカードである愚者フールが、魔術師から旅をスタートさせ、若々しい女教皇など、数字順にそれぞれのカードに関わる修行を経て、最終段階位である世界をも乗り越えるという物語です。カード一枚一枚を見ていくことは、占いを知るだけでなく、人生の深みや物語を知ることにも繋がります。
タロットカードの大アルカナ「愚者」が正位置で出た場合「自由な状態」逆位置で出た場合「自由が制限される、真面目過ぎるか無責任」などの意味があります。
本記事では、タロットカードの大アルカナの愚者のカードの意味を状況別に詳しく見ていきましょう。
まずはタロット占いのやり方から
大まかに解説すると、下記のように6工程あります。
【1】タロットカードを準備する
【2】質問事項を決める
【3】カードを混ぜる
【4】占われる人に干渉してもらう
【5】カードを手順に従って並べる
【6】カードをリーディングする
詳細につきましては、リンク先の「タロット占いのやり方を超分かりやすく徹底解説」をご覧ください。
タロットカードの「正位置・逆位置」の意味と解説
カードの天地(上下)が逆さまになって出た時の状態を逆位置と呼びます。天地が正常な状態は正位置です。逆位置になると、正位置の意味とは別の意味に変わります。
一般的に逆位置は、正位置の意味と反対になることが多いですが、カードの個々によって、正位置の意味が弱くなる、正位置の意味が強くなりすぎてバランスが崩れる等の意味に変わることがあります。
これを例えるならば、食べるという行為。適切な量の食事のおかげで良い健康状態を正位置とするならば、逆位置とは、食べずに飢えている状態、もしくは食べ過ぎて不健康になっている状態のようなものです。
そのため、逆位置は、カバーする意味は正位置に比べて格段に広くなります。なお、一般的に使われるウエイト=ライダー版は逆位置を採用しますが、一部のデッキや流派によっては、逆位置を考慮しないこともありますので絶対ではありません。
タロットカード大アルカナの「愚者 The Fool」の解説
「愚者」のカードの番号は0/22です。「愚者」のカードは真の始まりでもあり、終わりでもあります。そのため、番号は0にも22にもなるのです。
このカードには、宛も無く放浪している男の様子が描かれています。社会の常識に捕らわれず、どこにも属さない人物です。この愚者のような生き方は、本当の自由を手に入れられる可能性が最も高い、ロマン溢れるものです。
とはいえ、彼は責任を背負っていません。社会的にこの姿勢は尊敬されるものではないのかもしれません。さらには、道行く先に何があるか分からない恐怖もあるでしょう。それでも、自分の思うままにぶらついたとき、何か大事なものが見つかるのかもしれません。
タロットカード大アルカナの「愚者 The Fool」の意味
以上の解説から、「愚者」の意味は以下のとおりです。
▼正位置:自由な状態、柔軟な姿勢、無所属
▼逆位置:自由が制限される、頭が堅い、真面目過ぎるか無責任
タロットカード大アルカナの「愚者 The Fool」が正位置の場合
正位置でこのカードが出た場合、柔軟な姿勢が運を呼びます。立場や役割にこだわらずに、自分が良いと思ったことに挑戦しましょう。
また、いつも通る道から外れて、寄り道や遠回りをしてみたとき、意外な発見をするかもしれません。思いもつかなかった方面で自分を広げるチャンスなのです。
タロットカード大アルカナの「愚者 The Fool」が逆位置の場合
逆位置の場合、成すべきことをきちんと成すことが求められます。社会の構成員として、当たり前の日常を、当たり前のように堅実にこなすことが大事です。
そこから一歩踏み出したいと思うこともあるかもしれませんが、まず自分の持つ社会的責任を果たした上でということが前提になります。今は自由へ突き進む時期ではないのです。
※それでは、次からは、実際に占った場合に「愚者」が出た時の意味を解説していきます。
大アルカナの「愚者」が出た時の【相手の気持ち】
正位置の場合
相手の気持ちを占った時に、愚者のカードが正位置で出た場合は、お相手は自由な考え方の持ち主であるようで、今は情熱の赴くままに恋に暴走している状態です。既成概念にとらわれず、自由な冒険者のように恋愛を楽しんでいます。あなたのことを好みのタイプの異性だと思っていて、今までにないような感じで楽しい刺激を受けています。
しかし、そこに責任感はなく、行きずりの恋をしているような心理状態です。好きだけど自由でいたいという、フィーリング重視の軽い愛情です。
逆位置の場合
相手の気持ちを占った時に、愚者のカードが逆位置で出た場合は、熱しやすく冷めやすい考え方の持ち主であるようです。2人で会っている時は楽しいけれど、飽きるのも早いです。少し軽はずみな感じであり、計画性や責任感はないです。成り行き任せの状態であり、現実逃避のための恋であったり、ゲーム感覚の軽い恋を楽しんでいる傾向です。
大アルカナの「愚者」が出た時の【恋愛】の意味
正位置の場合
恋愛について占った時に、愚者のカードが正位置で出た場合は、自由で楽しい恋愛になりそうな暗示です。華やかな恋愛遍歴の1ページとなりそうで、天真爛漫に恋愛を楽しんでいます。既成概念にとらわれず、自由にのびのびと楽しく付き合える関係です。
束縛しない自由な付き合いですが、付き合っているのかいないのかハッキリしない曖昧な関係を示す場合もあります。現実を見失って暴走している傾向があるので、立ち止まり振り返ることも必要です。
逆位置の場合
恋愛について占った時に、愚者のカードが逆位置で出た場合は、熱しやすく冷めやすい恋愛になりそうな暗示です。衝動に突き動かされ、深く考えずにはまり込みますが、計画性はないです。一緒にいれば楽しい恋愛だけど、永続性はなく、中途挫折の傾向があります。根無し草のような意識で、今この瞬間を楽しんでいます。ゲーム感覚の無責任な恋愛を示します。
大アルカナの「愚者」が出た時の【結婚】の意味
正位置の場合
結婚について占った時に、愚者のカードが正位置で出た場合は、刺激や変化を求めているなら、良い結婚となるでしょう。とても相性が良く、一緒にいて楽しい生活です。常識をくつがえすような出来事や大きな変化が起こりがちですが、それを楽しめるような、自由で楽しい結婚になりそうな暗示です。道なき道を行く冒険者のような意識で出発できるでしょう。
逆位置の場合
結婚について占った時に、愚者のカードが逆位置で出た場合は、無謀なことには手を出さない方がいいというメッセージです。常識では考えられないような奇妙な出来事や大きな変化が起きる可能性があります。それらに対応できずに、途中で放り投げてしまったり、突然の破局も考えられます。心の内を信頼できる誰かに相談するといいでしょう。
大アルカナの「愚者」が出た時の【復縁】の意味
正位置の場合
復縁について占った時に、愚者のカードが正位置で出た場合は、良い意味で大きな変化が起きる暗示です。しがらみや悩みから解放されて自由になり、急展開の復縁の可能性があります。運とタイミングがものを言うので、可能性を信じて、新しい方法にチャレンジしてみるといいでしょう。斬新なアイデアが功を奏すようです。
逆位置の場合
復縁について占った時に、愚者のカードが逆位置で出た場合は、復縁できるかどうかは、本人の行動次第であり全くの未知数です。何もしなければ、やがて関心は離れてしまいます。勇気を出して飛び込めば、新たな展開を迎えます。いずれにしても、あなたの行動が恋の可能性を開いて行くでしょう。
大アルカナの「愚者」が出た時の【仕事】の意味
正位置の場合
仕事について占った時に、愚者のカードが正位置で出た場合は、既成概念にとらわれず、斬新なアイデアを出しましょう。企画や発想が飛び抜けていてオモシロイものが出来そうです。頭のお堅い上司にはなかなか受け入れられない気配はありますが、自分の感性を生かしましょう。ベンチャービジネス、芸術芸能関係などは吉です。新しい職場や生活環境の変化がある暗示です。
逆位置の場合
仕事について占った時に、愚者のカードが逆位置で出た場合は、自分が本当にしたいことが分からなくなりそうです。定職につけなかったり、失業求職状態などを示しているカードです。
転職の場合は、アルバイトやフリーターなど、派閥に属さない仕事が吉です。また組織に所属している場合は、仕事の計画性のなさが露呈することになりがちです。目上の人に相談するといいでしょう。
最後に
タロット占いで占いたい目的が有る方は以下のリンク先をご確認下さい!
目的別タロット占いのやり方
▼タロット占いで相手の気持ちを確かめる6のポイント
▼タロット占いで相性を確かめる時に大切な6の事
▼片思いの未来をタロット占いで確かめる時に大切な6の事
▼タロット占いで復縁の可能性をみる時の6のポイント
▼仕事が上手くいくかタロット占いで確かめる6のポイント
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