今回ご紹介するスプレッドは、タロット占いでの王道中の王道「ケルト十字展開法」です。

ひとつの物事を深く分析するのに向いています。特に仕事運を知るには最適です。今抱えている仕事で悩んでいるとき、是非、試してみてください。

仕事が上手くいくかタロット占いで確かめる6のポイント

タロットで仕事を占う①悩み事を整理する

このスプレッドはあくまでもひとつの物事を深く分析するのに向いています。仕事と一口に言っても、人によって状況は色々です。複数の仕事を掛け持ちしている人もいるでしょう。どこかの会社で正社員として働いている場合、複数のプロジェクトを抱えている人もいるかもしれません。何を占うひとつとするのか決めてから、カードを並べてください。

なお、複数のプロジェクトを抱えている正社員が漠然と今の職場に疑問を持っている場合は、「今の職場」そのものをひとつと扱ってください。

タロットで仕事を占う②並べ方のポイント

このスプレッドは10枚のカードを使います。1枚目のカードを置いたら、それを塞ぐかのように2枚目のカードを置きます。このカードは逆位置として扱います。この逆位置のカードは、今の問題に対する課題を示しています。

次に先に置いた2枚を中心とするクロスを作るようにカードを配置します。最後にクロスの右隣に手前からカードを4枚配置します。

タロットで仕事を占う③時間軸を掴む

クロスの横棒の部分に当たるのが、時間軸別に見た運勢です。左から過去、真ん中が現在、右が近未来となります。3か月間の様子を占う場合、近未来は1か月後前後を指します。3か月後については、スプレッドの右にある縦列の一番奥、最後に配置したカードで見ます。

タロットで仕事を占う④現状を三つの視点で分析する

インド独立運動の父マハトマ・ガンジーは、幸福について次のように語っています。「幸福とは、考えること、言うこと、することが調和している状態である」。ガンジーの幸福論は、クロスの縦棒の部分にあたる3枚のカードを理解する上で参考になるかもしれません。

手前のカードが示す潜在意識は思考、奥のカードが示す顕在意識は発言、中央のカードが示す現在は行動を意味します。立派な発言をしても行動が伴っていなかったり、しっかり行動しても内心では嫌だったりすると、この3枚のカードはバラバラの意味を示すでしょう。

必ずしも「太陽」や「世界」のように強くポジティブな意味のカードである必要はありませんが、この3枚のカードのバランスが良い状態こそ、今このときの幸福を示しています。言い方を変えると、どこがバランスを崩しているかで、現状の改善点をあぶりだせます。

タロットで仕事を占う⑤環境と依頼者の関係性

ある職場や職種では成果が出せない人でも、別の職場で素晴らしい成果を出すことはあるものです。ここから解説する2枚のカードは、特に転職すべきか悩んでいる場合に重要視します。

まず右の縦列の一番手前のカードは、依頼者の立場を示しています。つまり、依頼者と職場の相性のようなものであり、その職場にいることで依頼者はどれほど輝いているかが分かります。個人事業主の場合は、今の業種が適性かどうかを示すこともあるでしょう。

そして右の縦列の手前から二番目のカードは、ずばり環境の良し悪しを示しています。個人事業主の場合は、働きやすい職場かどうかというよりも、景況感、店舗の状況を意味することが多いでしょう。

タロットで仕事を占う⑥望みどおりになるのかを判断する

右縦列の手前から三番目のカードは、願望の行方を表します。そして、右列一番奥のカードは最終的な結果です。

一見、似たような意味だと思うかもしれませんが、二枚のカードが示す意味はそれぞれ違います。例えば、願望の行方にアンラッキーなカードが、最終結果にラッキーなカードが出た場合、当初目標にしていたことは実現できなかったかもしれないけど、最終的には幸福に繋がったということになります。

例えば、売り上げ目標には惜しくも達成しなかったけど、長期的な顧客との信頼関係が築けたということはありえる訳です。この二枚のカードがバラバラの場合、一度目標設定の見直しをした方が良いのかもしれません。

最後に