一度は近しい関係にまでなったのに別れてしまうことはあります。相手が去ってしまうのはもちろん悲しいことですし、自分から去った場合でも時がたつと相手を思い出し悲しくなることもあるでしょう。実際のところ、復縁や復活愛を望み、その可能性を占おうとする人というのは、とても多いものです。

これについて、タロットでは「マリッジブリッジ」というスプレッドが有効でしょう。このスプレッドは、片思いの状態、両想いの状態問わず、特定の人物との関係性を占う際に使うことができます。ただし、復縁を占う際はリーディングの仕方に癖がありますので、本記事をよく確認してみましょう。

タロット占いで復縁の可能性をみる時の6のポイント

タロットで復縁を占う①並べ方のポイント

このスプレッドは12枚のカードを使います。最初に奥側の左から配置する5枚は相手側の運気、次に手前側の左から配置する5枚は自分側の運気を示します。もし、誰かに依頼されて、この占い方をする場合は、占いをする人が心理的に近いと感じる方の人、一般的には占いを依頼してきた人を自分側として配置しましょう。

最後の2枚は、相手側の列と自分側の列の真ん中に置きます。11枚目のカードは2人の愛について復活する可能性があるかの結果を暗示します。12枚目は、横向きにし、11枚目のカードをクロスして塞ぐような形で置きます。12枚目は、愛が復活するための課題を示し、どのようなカードであろうと逆位置として扱います。

タロットで復縁を占う②左側のカードは別れたときの様子

真ん中で重なっている2枚のカードを除き、このスプレッドでは、左側に行くほど過去、右側に行くほど未来について暗示します。1番左側のカード①、⑥については、別れたときの二人の様子を意味しています。

タロットの示す有効期間は長くても1年程度しかありませんが、1年以上前に別れた場合は、その別れたときの印象が今にどう影響しているかを見ます。

もし、酷い別れ方をしているにも関わらず、ここに良い意味のカードが出ていた場合、当時の感情が落ち着いて、別れた相手のプラス面にも目を向けられる余裕が出てきたと読むことができます。

タロットで復縁を占う③近い時間の動向を示すカード

まず、自分側の左側から2番目のカードは自分(依頼者)の近い過去、自分側の中央のカードは自分(依頼者)の現在の様子、自分側の左側から4番目のカードは自分(依頼者)の近い未来の様子が暗示されています。この辺りのカードは、ここ直近の自分の気持ちが反映されていることが多いです。ここで一度、これまでの経緯や直近の感情を整理し、照らし合わせみましょう。

相手側の左から2番目のカードは相手の近い過去、相手側の中央のカードは相手の現在の様子、相手側の左から4番目のカードは相手の近い未来の様子が暗示されています。この3枚のカードは、相手の動向を探るヒントになるでしょう。

タロットで復縁を占う④左側から5番目と中央のカードが示す結果

左から5番目のカード、つまり⑤、⑩に配置されたカードはこの恋の未来、中央の⑪のカードは結果を意味します。三枚とも良ければ、恋が返り咲く可能性は高いです。もし、三枚のカードに矛盾がある場合、まず中央のカードを確認し、このカードの意味を最重要視します。

タロットで復縁を占う⑤全体的な流れを読む

全体的に左側にポジティブな意味のカードが固まり、右側にネガティブな意味のカードが固まった場合、かつての楽しかった日々に単に固執しているだけの可能性があります。一緒に未来を作り上げようとする意志は弱いのかもしれません。

注意してほしいのは、同じ人と何度もくっついたり離れたりする恋愛経験をお持ちの方。ポジティブ、ネガティブ問わず、様々なカードがスプレッド上に混在していると思われます。その場合は、それぞれのカードに対する意味の良し悪しというより、カードの意味の強さを確認しましょう。例えば、小アルカナより大アルカナの方が意味としては強いです。どのタイミングで何が二人の関係を大きく決定的に動かすのか、見極めなければなりません。

タロットで復縁を占う⑥特に出てほしいカード

復縁を願う際、特に出てほしいカードをピックアップしてみました。

▼「運命の輪（正位置）」：状況が良い方向に変わることがあります。
▼「カップの6（正位置）」：過去の人との深い絆を意味します。つまり、過去に付き合っていた二人の関係を懐かしむ気持ちがあることを示唆します。
▼「審判（正位置）」：死んでいた人が蘇る様子が描かれているカードです。復活愛の可能性はかなり高いでしょう。