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タロットカード小アルカナの意味を解説④SWORDSソード剣

rws_tarot_swords01タロットカード小アルカナのソードはトランプではスペードに相当します。属性は風です。団扇のように、剣も素振りをすると多少風が起きますので、そのようにイメージすると覚えやすいでしょう。

剣は武器ということで、一般的には力、争いや不吉なことの象徴です。その一方で、風の持つ機能として情報の伝達というものがあり、そこから派生して「理性」という意味もあります。

今回はタロットカードの小アルカナのSWORDSソード剣の意味を全て解説したいと思います。

 

タロットカード小アルカナの意味を解説④SWORDSソード剣

 

タロットカード小アルカナ「ソードのエース」

rws_tarot_swords01上部に王冠がついている剣が1本描かれています。最初の1本の剣から勝利を切り開いて進んでいかなければなりません。

正位置の場合、勝利を表します。他のカードでも勝利を意味することは多々ありますが、このカードの場合、初陣での勝利であるとか、安住の地から旅立つため温い自分の心に勝利するというニュアンスが強くなります。また、勝負をしなくとも、勝つためのポテンシャルの高さを示したり、そのために知恵が働いたりすることも意味します。ワンドと違い、情熱よりも理性、機能を重視することで開運に繋ぐことができるでしょう。

逆位置の場合、挫折を意味します。しかし、才能が無いというよりは、思考不足、行動不足ということがあり、努力で挽回できる範囲です。自分自身の持つ、温さと決別しましょう。だからといって、無理に厳しい戦いの世界に身を置くのとはまた違います。どこで戦うのかもきちんと思考しなければなりません。

タロットカード小アルカナ「ソードの2」

rws_tarot_swords02目隠しした人物が海を背にして、2本の剣を持って座っています。他者を寄せ付けたくないようです。

正位置の場合、緊張感のある人間関係を暗示しています。隠していることがあったり、素直になれなかったりと状況は様々です。カップルの恋愛状況を見る際も、このカードが出ていると、甘々な関係とは言えないでしょう。むしろ恋人というより、ライバルと表現した方が、しっくりくる関係かもしれません。ただ、そんな状態でも絶妙なバランスを保っています。

逆位置の場合、その絶妙なバランスが崩れ、状況が悪化しやすくなります。複雑な人間関係の中で、綱渡りのように生きてきた人にとっては、難しい状況となるでしょう。だからといって、急に腹を割って話すような関係を築くのも、この状況では賢明とはいえません。運気が上がるまで、目立たないようにするのが無難です。

タロットカード小アルカナ「ソードの3」

rws_tarot_swords03ハートに剣が刺さっています。見た目通り、ショックなことを意味します。

正位置の場合、失恋、損失、離別、失敗など、とにかくネガティブな意味と解釈して間違いはないでしょう。その困難な状況から無理にあがこうとすると、かえって墓穴を掘りますので、時期が過ぎるのを待つしかありません。もし、このカードが出ても自分が特に不幸を感じないようでしたら、自分が誰かを傷つけている可能性があります。特に相性運などを見るとき、自分は順調だと思っているのにも関わらずこのカードが出たならば、相手のことをもっと思いやった方が良いでしょう。

逆位置でも、あまり良い意味にはなりません。とはいえ、正位置に比べればショックの度合いは、幾分か程度は穏やかです。また、今は特に何もなくとも、過去の悲しい出来事を無理やり抑え込んでいることもあります。そういった心の傷をゆっくり治していくようにとの暗示かもしれません。

タロットカード小アルカナ「ソードの4」

rws_tarot_swords04教会で戦士が寝ています。外では戦争の真っ最中かもしれませんが、今は剣を一時おいて、体力が回復するのをただ願っているのです。

正位置の場合、休憩、温存、回復などという意味があります。状況をなんとかしたいと思っていても、意識的に動かないことが最良のときもあります。言い方を変えると、動けば動くほど事態が悪化する時期です。今のうちにとことんコンディションを整え、来るべきタイミングで最高のスタートができるように整えておくべきでしょう。自分の回復力がいつもより高い時期ですので、これを活かさないのは寧ろもったいないです。

逆位置の場合、起き上がるべき時期が到来したことを意味します。周囲の状況が変化していきますので、すぐにこの流れに乗るべきでしょう。また、特に周囲の流れが変わっていないのに、このカードの逆位置が出た場合、休みすぎだということを示しています。

タロットカード小アルカナ「ソードの5」

rws_tarot_swords05小アルカナの5の数字のカードはどれも縁起のいいカードではありません。ソードの場合は、特にその傾向が強いでしょう。闘技場で戦士が戦いを終え、敗者達がうなだれながら退場していきます。彼らに対し、勝者は不意打ちを食らわせようとしているのか、意地汚い表情で見つめています。

正位置の場合、一応は勝利の暗示です。しかし、卑怯で残忍な手口を使っての勝利、もしくは喜びとは程遠い勝利と言えるでしょう。例えば、意中の相手と付き合えたけれども、他の同性からブーイングを強く受けたり、付き合い始めた相手が最悪な人間であることが明らかになったりすることがあります。また、敵対者から予想もつかない嫌がらせを受ける可能性もあるでしょう。

逆位置の場合、中々勝負の決着がつかない、後に傷が残る負け方をする、勝負そのものに意味がないといった、ネガティブな意味が並びます。何かトラブルがあった場合、迅速に処理して撤退した方が良いでしょう。

タロットカード小アルカナ「ソードの6」

rws_tarot_swords06船旅の様子が描かれています。船に座っている人の表情は伺いしれませんが、うなだれている様子から、前の場所では辛いことがあったと予測されます。今は、その困難から逃れ、静かに新天地を目指しています。

正位置の場合、困難からの脱却、移動、環境の変化を表します。付き合っている人と別れたいとき、転職を考えているときこのカードが出た場合は、後押ししてくれることでしょう。自分が望まなくとも、異動命令などで環境が変わることはあります。また、移動にも適しているので、引っ越しや旅行をするのにも良い時期です。

逆位置の場合、現状からの脱却が難しいことを意味しています。また無理に状況を変えたとしても、大きくプラスにはならないでしょう。今いる環境をいかに快適に過ごすかに注力した方が良いです。恋人とデートするときは、まったりお家デートがお薦めです。

タロットカード小アルカナ「ソードの7」

rws_tarot_swords07胡散臭そうな男が、剣をこっそり持ち運ぼうとしています。用心深く、自分が追われていないかしっかりと確認しています。

正位置の場合、狡猾であり、嘘つきの暗示です。一般的には騙されると読むことが多いのですが、時々自分が騙す側に回ることもあります。例えば、初デート、接客、面接などの勝負の場では、それなりに演技をすることもあるでしょう。知恵を絞り、高度な駆け引きをしつつ、その演技を徹底的にしなさいということです。また、本意とは違う行動をしている、すなわち自分を偽っているという意味で危険信号を示している可能性もあります。この場合は、精神的ストレスが大きいため、どこかで発散するか、根本的な問題を解決するか、本心からそういう行動をしていると自己暗示をかけるかのどれかです。

逆位置の場合、正直さが鍵となります。上記のような勝負の場でも、口八丁でごまかすよりは素の自分で勝負した方が良い結果に結びつきやすいでしょう。

タロットカード小アルカナ「ソードの8」

rws_tarot_swords08目隠しされた男が8本の剣に囲まれています。八方塞がりで、どうにもならない状況です。

正位置の場合、何かにがんじがらめにされていることを示します。会社なり、付き合っている人なり、友人なり、しがらみに拘束されています。また、何か問題を抱えているにも関わらず、そこから目を背けている状態かもしれません。目を見開いて、自分で考えて行動することが大切です。その他注意することとしては、契約に縛られるという意味もありますので、何かを契約する際は、その内容を丁寧に確認することをお勧めします。

逆位置の場合、束縛から解放されることの暗示です。これからは自由に物事を判断することができるでしょう。しかし、暗い部屋から外に出ると、目がくらむように、不自由な状況から急に自由になっても、それを謳歌できないこともあります。自由であるからこそ、自分の意志が重要になってきます。

タロットカード小アルカナ「ソードの9」

rws_tarot_swords09床上でうなだれている人物が描かれています。このカードの扱い方は少しイレギュラーで、この人物が「寝る前にもんもんと悩んでいる状況」、「悪夢から目覚めて気を落ち着かせようとしている状況」の二通りの可能性を持っています。もし、誰かを対面で占う際にこのカードが出た場合、占われる人このカードがどのような状況として描かれていると思うか質問してみてください。

占いする人が自分自身を占うときに正位置、あるいは「寝る前」と言われた場合、絶望や悲しみへ運気が向いています。考えても解決できない悩みがあれば、解決不可能と諦める合理性が必要となります。

自分自身を占うときに逆位置、あるいは「起きた後」と言われた場合、事態が良い方向へ進む暗示です。それでも不安なことがあれば、誰かに話すとか、新しいことを始めて気分を切り替えるといったことが有効でしょう。変わった意味では、逆夢というものもあります。

タロットカード小アルカナ「ソードの10」

rws_tarot_swords10無数の剣が情け容赦なく人を貫いています。大抵の小アルカナカードは、大アルカナに比べて吉凶の程度の幅が小さいのですが、このカードの正位置は大アルカナの「塔」に匹敵するほどのショッキングなカードです。ただ救いなのは、逆位置の場合「塔」と違い、ポジティブに解釈することは可能です。

正位置の場合、トラブル、大損害、体調不良、事故、離別など大抵の良くないことを意味しています。不運を打破しようと無理に動くとドツボにはまりますので、時が過ぎ去るのを待ちましょう。特にお金の貸し借りや新規の仕事などには手を出してはいけません。

逆位置の場合、状況が好転します。単純に良くなるというよりは、好転という表現が正しく、事態の悪化が止まり、良い方向へと向かいます。物事の仕切り直しにはとても良い時期で、一度ダメだったことに再チャレンジするのもアリです。

タロットカード小アルカナ「ソードのペイジ」

rws_tarot_swords11凛々しい顔つきをした若者が描かれています。剣を気持ち分後ろに構えており、真正面から敵を迎え撃つのとは違う頭の良さがあります。理性的で抜け目がなく、少し冷淡な性格の人物です。

正位置の場合、スピード感と理性的な態度でもって、これから来る課題をうまく乗り切れることを暗示しています。ただ何事に関しても性急になりがちなので、恋愛など理屈だけでは割り切れない人間関係の問題には、少々手こずるかもしれません。

逆位置の場合、理性的な態度を維持しづらくなります。どこか抜けてしまうため、仕事などで凡ミスが多くなったり、感情を抑えきれずにカッとなってしまったりすることもあるでしょう。計画性も欠如しています。自分に問題が無い場合は、意地悪な人と接する機会が増えるかもしれません。自分もそちら側に引っ張られないように、理性を保ってください。

タロットカード小アルカナ「ソードのナイト」

rws_tarot_swords12剣をもっている騎士ということで、小アルカナのナイトの中では一番ナイトらしいカードです。目標に向かって脇目も振らず、風のように疾走しています。敵を滅ぼせと命じられたら、どんな相手であろうと余計な感情を排除して、迅速に行動できる青年です。

正位置の場合、感情を排除して理性的に合理的に行動できる時期です。例えば、恋のアプローチでは、フラれても失うものがないと合理的に割り切って、迅速に行動することができるようになります。通常でしたら、理屈としてはそれが正しくとも、フラれたらどうしようと悩んで尻込みしてしまう人が多いものです。一概に良いとは言えませんが、このように心のストッパーが無い状態ですと、恋愛でも営業の仕事でも、相手にどんどん踏み込みやすくなります。

逆位置の場合、正位置の負の側面が、極端に現れ、結果として不運に陥るでしょう。つまり、合理的に正しいからと主張し過ぎると、敵を増やすリスクを負うということです。

タロットカード小アルカナ「ソードのクイーン」

rws_tarot_swords13厳めしい顔つきをした女王が座っています。手には剣を持ち、周囲を威嚇しているようにも見えます。男顔負けの厳しさを持つ人なのでしょう。

正位置の場合、ストイックな働き方をして、周囲をあっと言わせる程の成果を出しやすいでしょう。ただし、女性の恋愛運を占った際にこのカードが出ると、仕事が忙しかったり、体裁を考えたりで中々結果が出せそうに無いという暗示になります。それでも、人間としては周囲からは認められてはおり、恋愛の可能性が皆無という訳ではありません。時折は大事な人に弱さを見せても良いのではないでしょうか。

逆位置の場合、過剰に身を守っている状態です。弱い自分を守ろうと近づく者を威圧してしまうため、仕事でも恋愛でもチャンスを逃してしまいます。柔和な態度で人と接するように普段から意識した方がいいでしょう。正論も、ぐっと飲みこんだ方が、人間関係が円滑になります。

タロットカード小アルカナ「ソードのキング」

rws_tarot_swords14厳めしい顔つきの王が描かれています。面と向かって彼の前に対峙すると、切りかかってこられそうな威圧感があります。切るべき相手に対しては情け容赦ない人物です。

正位置の場合、圧倒的な実務能力で大きな成果を生み出すことでしょう。成果が出るまで、苦渋の決断を何度も行い、努力するガッツもあります。厳しい環境であればあるほど、このカードは希望の未来を見せてくれます。一方厳しくない環境では、そのまっすぐな態度が人間関係に亀裂を生むことがあります。特に恋愛運では何気ない一言が、パートナーをノイローゼにしてしまうこともありますので、注意が必要です。

逆位置の場合、周囲に横暴だと思われてしまいやすいです。気持ち分、自分の価値観をセーブした方が良いでしょう。また自分側に問題が無い場合、男性からの暴力やモラルハラスメントを受ける可能性を示唆していますので、予め相談できる仲間を複数見つけておきましょう。

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最後に

タロットカード小アルカナの意味を解説④SWORDSソード剣

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