タロットカードの大アルカナ「月」の意味を知りたい方へ。
星、月、太陽はいずれも天体がモチーフになっています。西洋占星術とも関わりがあるため、それに関係したリーディングが可能です。
さらに、その天体が出ている時間が何時なのかを考えてみるという読み方もあります。例えば、太陽は昼間に見えます。そのため、「行動すべき時間帯を教えてください」と念じて太陽が出た場合は、日中ということになるのです。天体のカードはそのような特殊な読み方もできるのです。
タロットカードの大アルカナ「月」のカードが正位置で出た場合「女性としての幸せ、隠れているもの、感情的な状態」逆位置で出た場合「女性としての不幸、ベールがはがれる、気持ちが安定してくる」などの意味があります。
本記事では、タロットカードの大アルカナ月のカードの意味を状況別に詳しくご紹介致します。
まずはタロット占いのやり方から
大まかに解説すると、下記のように6工程あります。
【1】タロットカードを準備する
【2】質問事項を決める
【3】カードを混ぜる
【4】占われる人に干渉してもらう
【5】カードを手順に従って並べる
【6】カードをリーディングする
詳細につきましては、リンク先の「タロット占いのやり方を超分かりやすく徹底解説」をご覧ください。
タロットカードの「正位置・逆位置」の意味と解説
カードの天地(上下)が逆さまになって出た時の状態を逆位置と呼びます。天地が正常な状態は正位置です。逆位置になると、正位置の意味とは別の意味に変わります。
一般的に逆位置は、正位置の意味と反対になることが多いですが、カードの個々によって、正位置の意味が弱くなる、正位置の意味が強くなりすぎてバランスが崩れる等の意味に変わることがあります。
これを例えるならば、食べるという行為。適切な量の食事のおかげで良い健康状態を正位置とするならば、逆位置とは、食べずに飢えている状態、もしくは食べ過ぎて不健康になっている状態のようなものです。
そのため、逆位置は、カバーする意味は正位置に比べて格段に広くなります。なお、一般的に使われるウエイト=ライダー版は逆位置を採用しますが、一部のデッキや流派によっては、逆位置を考慮しないこともありますので絶対ではありません。
タロットカード大アルカナの「月 The Moon」の解説
煌々と輝く月、謎の建築物、遠吠えをする犬、さざ波を作り出して水辺から這い出るザリガニ。見るものをどことなく不安にさせます。
とはいえ月という天体そのものは、女性的な幸せを象徴します。「月」というカードは、正位置でも逆位置でもそれぞれポジティブとネガティブの意味が両立し、中々簡単には読めないカードです。なお、占星術では魚座に対応します。
タロットカード大アルカナの「月 The Moon」の意味
以上の解説から、「月」の意味は以下のとおりです。
▼正位置:女性としての幸せ、隠れているもの、感情的な状態
▼逆位置:女性としての不幸、ベールがはがれる、気持ちが安定してくる
タロットカード大アルカナの「月 The Moon」が正位置の場合
正位置では、おぼろげな様子を意味します。化粧などで素を隠しつつ美しく見せるということでは、女性としての幸せを意味します。
例えば、結婚、子宝、実家との縁が深くなるということです。ただし、このカードの正位置には負の側面として、感情的になり過ぎて失敗するといった暗示もありますし、想像力が強いために浮世離れしてしまうこともあります。
また、おぼろげさから、嘘に振り回される、隠れた敵という意味もありますので、注意が必要です。正位置では甘美と危険が交錯します。
タロットカード大アルカナの「月 The Moon」が逆位置の場合
逆位置では、おぼろげなベールがはぎ取られて、良くも悪くも状況がはっきりするでしょう。嘘が露わになり、妄想が消えます。ロマンスが感じ辛い現実的な世界を生きることになります。娯楽や恋愛をそっちのけで、ストイックに学業や仕事に励みたいという理性的な人にとっては良いカードです。
大アルカナの「月」が出た時の【相手の気持ち】
正位置の場合
相手の気持ちを占った時に、月のカードが正位置で出た場合は、今のお相手はとても不安定であり、あなたに対する気持ちも日によって様々なようです。好きだと思う時もあれば、全く関心がない時もあるでしょう。片想いの場合も、その時々の状況で気持ちが変わりやすく、恋愛感情は持っていない傾向があります。
逆位置の場合
相手の気持ちを占った時に、月のカードが逆位置で出た場合は、今のお相手はとても不安定な時期にあるため、心も身体もバランスを失いがちであるようです。なにが真実で、なにが嘘かも分からなくなっている暗示です。あなたに関してもそうで、悪い印象を持ったかと思えば、あなたを魅力的に感じることもあり、気持ちがコロコロ変わっている傾向があります。
大アルカナの「月」が出た時の【恋愛】の意味
正位置の場合
恋愛について占った時に、月のカードが正位置で出た場合は、この恋は、これから混迷を深め、あなたはどうしたら良いか分からなくなりそうです。お相手を簡単に思い切ることもできず、モヤモヤした気分を引きずることになる傾向があります。深入りする前に、客観的に相手を知ることから始めた方が良さそうです。
逆位置の場合
恋愛について占った時に、月のカードが逆位置で出た場合は、今は幸運期に入る前の最も底辺にある状態のようです。現状では、あなたの心は暗い空気に満ちている傾向がありますが、状況は刻一刻と運気上昇の方向へ向かっている暗示です。幻に思えた恋も、現実のものに変えて行くことができるでしょう。
大アルカナの「月」が出た時の【結婚】の意味
正位置の場合
結婚について占った時に、月のカードが正位置で出た場合は、状況が安定するまで様子を見るのが賢明なようです。相手をよく知るまで長く交際を続けるべきです。今は性急な行動は避け、忍耐強くやるべきことをやっていれば、最初は思い通りに行かなくても、やがて叶う方向に進んで行きます。
逆位置の場合
結婚について占った時に、月のカードが逆位置で出た場合は、惰性的な状況やマンネリなど、停滞していて進展は見られないようです。お相手に、酒乱や性的な問題などが隠されていないかよく見極め、あせって結婚するよりは、自分を磨きながら時期を待つ方が幸運となる暗示です。計画的に粘り強く努力して行きましょう。
大アルカナの「月」が出た時の【復縁】の意味
正位置の場合
復縁について占った時に、月のカードが正位置で出た場合は、先の見えない不安な恋のように感じ、どうすればいいか分からなくなる暗示です。隠れた敵の存在を感じて感情が乱れる傾向もあります。最初は期待どおりに行かなくても、長く努力を続けて行くことで、やがて叶う方向に進んで行きます。
逆位置の場合
復縁について占った時に、月のカードが逆位置で出た場合は、悪い想像や妄想に心を惑わされて、嫌なことが長引きそうです。なにをするにも動きが遅く、時間が掛かる傾向があります。絶ち切らずに長く続けていると失敗するので、適当なところで見切りを付け、来る者は拒まず、去る者は追わずの精神で、自然に任せていればよい機会に恵まれて行きます。
大アルカナの「月」が出た時の【仕事】の意味
正位置の場合
仕事について占った時に、月のカードが正位置で出た場合は、仕事への適性の不安が生まれる暗示があります。自分が向いているかどうか、仕事の先行きへの不安とストレスを感じることになる傾向です。転職への迷いも生じる可能性がありますが、状況が安定するまで様子を見るのが賢明です。やがて願ってもない良い機会がやってきます。
逆位置の場合
仕事について占った時に、月のカードが逆位置で出た場合は、心の中で迷いながらも仕事を進めて行く暗示です。自分に自信が持てるようになるために仕事を続けている傾向があります。才能をもっと伸ばすために、環境や勉強法を変えるなど、思い切った改革が必要になるでしょう。転職により、チャンスを手にする可能性もあります。
最後に
タロット占いで占いたい目的が有る方は以下のリンク先をご確認下さい!
目的別タロット占いのやり方
▼タロット占いで相手の気持ちを確かめる6のポイント
▼タロット占いで相性を確かめる時に大切な6の事
▼片思いの未来をタロット占いで確かめる時に大切な6の事
▼タロット占いで復縁の可能性をみる時の6のポイント
▼仕事が上手くいくかタロット占いで確かめる6のポイント
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