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神社の境内にあるものをご紹介!鳥居・狛犬・ご神木・手水舎・社務所…

神社にあるもの④狛犬神社にあるものの意味が知りたい方へ。

みなさんは神社に参拝に行って、「これは何だろう?」「何のためにあるのだろう?」と思ったものはありませんか?

鳥居・狛犬・ご神木・手水舎・社務所などなど…この記事では神社の境内にあるものをご紹介していきたいと思います。

神社にあるもの①鳥居

神社の鳥居の意味・由来・種類などを分かりやすく解説まず神社に行って、1番に目に入るのが鳥居ではないでしょうか。

赤や白、木材や石など色も素材、形も様々です。そして、1基のみ場合もあれば、外側にある鳥居から順に「一の鳥居」「二の鳥居」「三の鳥居」と本殿まで何本も建っている鳥居もあります。

鳥居は、「ここからは神様の領域です。」と、神域を示しています。そのため、鳥居をくぐる時には神域に入るので「お邪魔します。」という気持ちでお辞儀をしたりすると良いと言われています。

また、神聖な言い方をすると、悪いものが入ってこないように鳥居で「結界」をはっているようなものです。

神社の鳥居の意味・由来・種類などを分かりやすく解説
神社に行くと、「なぜ鳥居があるのだろう?」「なぜ朱色なんだろう?」など不思議に思ったことはありませんか?鳥居には様々な種類があり、意味があります。今回は、神社の鳥居の意味・由来・種類などを分かりやすく解説していきたいと思います。

神社にあるもの②手水舎

手水舎での作法手水舎は神社の入り口脇にある場合が多いです。神域に入るので、水で手や口をすすぎ身を清める必要があります。

古くは、神社に参拝するときには禊のため、海や川に入ったり、水をかぶったりして、身についている罪・穢れを祓ってきました。それが簡略化されたのが手水です。

神社にあるもの③参道

神社にあるもの③参道参道は神社を参拝する人のために作られた道で、神様が鎮座する本殿まで私たちを導いてくれる大切な道です。しかし、参道の真ん中は神様がお通りするので、参道を歩く際は、真ん中を避けて左端を歩くことが礼儀とされています。

神社にあるもの④狛犬

神社にあるもの④狛犬神社の入り口の両脇に狛犬を目にすることもあります。狛犬は、犬や獅子のような獣の姿をしていて、神様にお仕えする空想上の生物と言われています。

左右一対で置かれ、一方は口を開けて、もう一方は口を閉じています。これは「阿吽(あうん)」を示していて、魔除けのために置かれているといわれています。社殿に向かって右が口を開けた雄で、左が口を閉じた雌です。

神社にあるもの⑤白狐像

神社にあるもの⑤白狐像稲荷神をお祀りする稲荷神社では、狛犬ではなく狐の形をした白狐像が置かれています。白狐像も、左右一対で置かれ「阿吽」を示していますが、その役割は狛犬とは違っていて神様の遣いです。

また、白狐は玉と巻物をくわえていることが多いです。玉は稲荷大神の霊徳の象徴、巻物は知恵の象徴といわれています。

神社にあるもの⑥ご神木

神社の有名な御神木①蒲生八幡神社参照:蒲生幡神社

神社の境内に存在感のある大きな木を見たことはありませんか?それは、ご神木かもしれません。ご神木は、神様が宿る木といわれています。樹齢千年といわれる巨樹もあり、人智を超えた歳月を重ね、生命のパワーを感じることができるでしょう。

神社にあるもの⑦本殿と拝殿

神様が鎮座する場所を本殿といいます。本殿には、神様が宿るご神体が安置されています。

本殿は、宮司を除き人が立ち入ることは禁じられています。宮司でさえも、特別な場合がない限りは立ち入ることはありません。なぜなら、ご神体は神聖なものであることはもちろん、見るものではないからです。目に見えるものではなく、心で感じて、感謝して、祈ることに意味があると考えられているからです。

また、この本殿がない神社もあります。御神体が山など自然そのものの場合や、本殿と拝殿が一体化していて区別がつかない場合です。

本殿にいる神様に祈りを捧げるために作られたのが拝殿です。この拝殿は必ずあります。

神社にあるもの⑧社務所

東京大神宮の社務所社務所とは、神主さんや巫女さんなど神社職員が事務を行ったり待機する場所です。また、祈祷の受付や、お札などを授与していただける場所でもあります。神様と私たちをつなげてくれます。

神社にあるもの⑨お賽銭箱

ほとんどの神社では拝殿の前にお賽銭箱が置かれています。お賽銭は、お願いをする前にお金を入れるので、現在の願いを叶えてもらうためにお金を入れると考える方が多いのではないでしょうか。

でも、実は、お賽銭は前回の願いを叶えてくれた感謝の印としてお供えするというのが正しいようです。私利私欲でお願い事をするだけでなく、日頃から感謝の気持ちを持つことが大切です。

お賽銭はもともとお金ではなく、珍しい物や大切なものをお供えするのが一般的でした。例えば、金や銀、お米などです。しかし、貨幣が出来て一般に流通しはじめると「物」でなく、手軽なお金を入れる形式に変わりました。室町時代頃からお賽銭がお金に変わっていったと言われています。

神社にあるもの⑩鈴

拝殿前でつり下げられている鈴を見ることも多いでしょう。鈴を鳴らすのは、神様を呼ぶためと考えられる方も多いとは思いますが、それだけではありません。

鈴は、それを鳴らすことによって祓い清め、神様をお呼びして神様のご加護をいただくためにあります。鈴の清らかな澄んだ音色には、身体や心についた罪や穢れを祓う効果があると言われています。また、鈴をならすことで神様と繋がり、神霊の発動を願うという役割もあるそうです。

最後に

今回ご紹介させていただいたものは、一度は神社の境内で見たことがあるものではないでしょうか?それぞれに意味があり大切なものですね。この他にも、たくさんのものが神社にはあります。神社に参りに行った際に、境内をよく見てみてはいかがでしょうか。また新しい発見があるかもしれません。

神社の境内にあるもの

①鳥居
②手水舎
③参道
④狛犬
⑤白狐像
⑥ご神木
⑦本殿と拝殿
⑧社務所
⑨お賽銭箱
⑩鈴