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神社にお参りする際の方法・作法を解説致します

神社にお参りする際の方法・作法を解説致します神社には、初詣、お宮参りから七五三、合格祈願など、人生の節目に参拝する方が多いと思います。その際に、「これであっているのかな?」と参拝方法・作法を不安になったことはありませんか?神社によって違いがある場合もありますので、これが絶対に正しい参拝方法という決まりはないですが、神社にお参りする際の一般的な方法・作法を解説致します。

 

神社にお参りする際の方法・作法を解説致します

 

神社お参りの作法①服装

本来ですと、男性であればスーツにネクタイ着用、女性も同等の服装が望ましいといわれています。しかし、山の中にある神社や、旅行先などで参拝されることもあり、普段着になってしまうこともあると思います。そのため、特別な参拝を除き、短パンや、タンクトップなど露出の高い服や、サンダルなどを避ければ普段着でも問題ないともいわれています。

身だしなみと同様に、気持ちから整えて、「畏れ」「敬い」「畏み」を持つことが一番大切であるともいわれています。また、拝殿の前では、脱帽すること、大きなカバンをもっていれば足元に置くことようにしましょう。

神社お参りの作法②参拝の時間

一般的に、陽が昇る時間で、それと共に運気も上がる朝、午前中に参拝に行くのが良いといわれています。また、朝は清浄な空気が流れていて、雑念が少ない状態のため、心穏やかに祈りを捧げられるからともいわれています。夕方以降の参拝も、絶対にダメというわけではないですが、夜は陰気に満ちていて、余計なものに取り憑かれやすいといわれています。また、夜に人のお宅を訪問するのを控えるのと同じように、夜に神社を参拝は控えたほうがよいという考え方のようです。夜に参拝する際は、お参りしている人と顔を合わせない、参拝している人がいれば、その人が鳥居から出るまで神社に入らないなどのルールがあります。

神社お参りの作法③鳥居の前では一礼する

神社の入り口には、必ず鳥居があります。その際、鳥居から先は神様の領域になるので、「失礼します。」と目上の方のお宅を訪問するような気持ちで一礼します。また、鳥居が何本もある神社もあります。その場合は、できれば「一の鳥居」から順に一礼しくぐっていくといいでしょう。

また、帰る際も同様に、「お邪魔しました。ありがとうございました。」と感謝の気持ちを込めて一礼しましょう。

神社お参りの作法④参道の真ん中を歩かない

神様がいらっしゃる本殿まで続く参道を歩く際は、参道の中央を歩くことは避けましょう。参道の中央を「正中」といい、神様が通る道といわれているからです。行きも帰りも参道の両端を歩くようにしましょう。

神社お参りの作法⑤心身を清める

神社の入り口脇に手水舎があります。神様の聖域に入るので、手水舎で手や口をすすぎ心身を清める必要があります。

手水舎での作法

手水舎での作法1.右手に柄杓を持ち、水を汲み、まず左手を清めます。
2.柄杓を左手に持ち替えて、右手の手のひらに水を受けて口をすすぎます。ここで柄杓に直接口をつけるのは厳禁です。
3.もう一度柄杓を右手に持ち替えて、口をつけた左手を清めます。
4.使い終わった柄杓を両手で持ち立てて、上から水を流し柄杓の柄の部分を清めます。
5.空になった柄杓を元の場所に戻します。

神社お参りの作法⑥鈴を鳴らす

拝殿前に鈴がつり下げられていれば、一礼して、鈴のひもを左右に引いて鳴らして下さい。この際、あまり強く引かないようにしましょう。鈴には、身体や心についた罪や穢れを祓う効果と、神様と繋がり、神霊の発動を願うという役割があるといわれています。

神社お参りの作法⑦お賽銭は感謝の気持ちを込めて静かに入れる。

お賽銭は、投げたりせず静かに入れましょう。白封筒にお賽銭を入れると、より丁寧です。また、このお賽銭は、願いを叶えてもらうためではなく、前回の願いを叶えてくれた感謝の印としてお供えするというのが正しいようです。お賽銭を奮発したから、願いを叶えてくれるということではないようです。感謝の気持ちを込めてお賽銭をいれましょう。

神社お参りの作法⑧拝殿の前で二礼二拍手一礼をする

拝殿の前で二礼二拍手一礼を行います。

1.拝殿の前で2回深くおじぎをし、神様への敬意を表します。
2.両手を胸の高さで合わせて、右手を左手より少し上にずらして、肩幅まで両手を開き二拍手します。この時、手をずらしているのは、まだ神様と一体化していないからです。
3.拍手した後は、指先をきちんと合わせ心を込めて祈祷します。指をきちんと合わせるのは、神様と一体化し、祈祷を込めて神の力を体得するためといわれています。
4.両手をおろし、最後にもう一度深いおじぎをして、拝殿前から下がります。

神社お参りの作法⑨お礼参りをする

神社にお参りしに行くのは、お願い事をするためだけではありません。無事に1年を過ごすことができた後、受験に合格した後や子供が無事に生まれた後など、神様にお礼と報告をしにいきましょう。

お願いすることに必死で、お礼することを忘れがちですが、お礼参りはとても大切なことです。もし遠方などでお礼参りに行けない場合、その神社のお札を神棚におまつりしてあるのであれば、神棚に向かって深く感謝しましょう。お札がない場合は、神社のある方向へ向いて手を合わせるだけでも良いと思われます。感謝の気持ちを込めることが大切です。

 

最後に

いかがだったでしょうか?参拝中のそれぞれの動作には意味があります。神社によって参拝方法に違いはありますが、神様に失礼のないよう、その神社に合わせて神様に喜ばれる参拝をしたいですよね。

神社にお参りする際の方法・作法を解説致します

①服装
②参拝の時間
③鳥居の前では一礼する
④参道の真ん中を歩かない
⑤心身を清める
⑥鈴を鳴らす
⑦お賽銭は感謝の気持ちを込めて静かに入れる。
⑧拝殿の前で二礼二拍手一礼をする
⑨お礼参りをする