花粉症やアトピー性皮膚炎、食べ物のアレルギーなどが、ここ最近さらに増えてきたような気がします。年配の方は、アレルギーに対して理解も少なく、今だに「気の病」と考えてしまっている方もいます。
ただ理解が低いというだけでなく、それだけアレルギーに苦しめられる人がいなかったことも大きいのでしょう。現代病とも言われているアレルギー疾患ですが、実はスピリチュアルな意味が隠されています。
今回はアレルギー疾患のひとつ、アトピー性皮膚炎についてスピリチュアルの観点から解説していきたいと思います。
アトピー性皮膚炎をスピリチュアルな観点で解説
アトピー性皮膚炎とスピリチュル
アトピー性皮膚炎の原因となるものは「拒絶」です。もちろん生体的にも私たちの免疫機能が過剰反応して拒絶反応を起こすのですが、実は精神的な拒絶も症状を悪化させてしまう十分な理由となってしまいます。
「肌が合わない」という言葉もあるように、私たちは体全体を使って、さまざまなことを読み取ろうとしています。目に映ったり耳に聞こえたりすること以外に、その場の雰囲気や人の感情なども私たちは読み取ることができます。
実にたくさんの情報をキャッチしているのですが、私たちがはっきり認識できるのはほんのわずか。理由がわからないけど「何となくそう感じた」というのはそのせいです。
そんな情報の中で、プラスの感情は私たちの体にも良い影響を与えてくれますが、マイナスの感情は長く晒されると身体に悪影響を及ぼします。アトピー性皮膚炎の因子を持った人でも、その因子を抑え込み、症状を出さないように付き合っていくこともできます。
大事なのは自分がアトピー性皮膚炎の因子を持っていると自覚すること。症状を悪化させないためにも、スピリチュアルメッセージを読み解き、自分がとるべき対策は何かを見極めることなのです。
スピリチュアル的に解説①ストレスへの耐久性
ストレスに対し耐久性がないと、アトピー性皮膚炎は悪化します。
私たちは小さい頃から、自分が思っている以上に手厚く育ててもらってきています。子供の数が減り、親が一人の子供にかけられる労力・愛情・金銭力が増えたことも原因のひとつです。そのため、子供は掃除の行き届いたキレイな環境で過ごしてきていることが多く、雑菌などに晒される機会が随分と減りました。
昔は、周りに家畜がいたり、動物を飼っていたりしました。衛生的に悪いくらいの環境が、私たちのストレスへの耐久性を育んでくれていたのです。また、泣いたところで昔は放ったらかしのことも多々ありましたが、今はすぐにあやしてもらえる環境です。
子供は、世の中のさまざまなストレスに晒される機会が減ってしまっています。そのことがストレスに対する耐久性を弱めてしまい、特に自分でストレスを受けていると気がつけない場合に、そのはけ口としてアトピー性皮膚炎を悪化させてしまうのです。
スピリチュアル的に解説③かゆみの位置で原因が分かる
・締め切りなど時間に追われる生活が長くなると、目元のアトピーの症状が悪化しやすくなってしまいます。目元の症状がひどくなったことに気付いたのなら自分が時間に追われた状況にいることを自覚してください。張り詰めたゴムのように、緩むことを忘れてしまっています。5分でもいいので、全身の力を抜く機会を作りましょう。
・怒りや嫉妬などの激しい感情、憎悪や不満などの感情は、額に症状を現します。額にかゆみを感じたら、自分の感情を鎮める努力をしましょう。激しい感情を覚えたとき、早めに我に返ることができるかどうかでクールダウンの仕方が違ってきます。客観的に自分を眺め、激しい感情から距離を置きましょう。
・注意力が散漫になったときは、首筋にかゆみが現れます。かゆみも強く、ついついかきむしってしまいがち。それがさらに注意力を奪います。早めにかゆみ対策を取り、休憩をして気分をリフレッシュしましょう。
・口元のかゆみは、自信をなくして見た目もどこかオドオドしているときに出やすくなります。その部分をみんなが見ていると被害妄想にもなりやすいです。マスクをして、周囲の視線をカットすると良いでしょう。
スピリチュアル的に解説④人間関係のトラブル
人間関係のトラブルも、アトピー性皮膚炎には大敵です。特に悪意という感情にチリチリとした焼けるようなかゆみが腕などの上半身に現れます。人から向けられた悪意や嫉妬心は、毒素を含んでいます。
防ぐためには、肌を露出しないことが一番でしょう。夏でも薄手の長袖を羽織るようにしましょう。紫外線を防ぐ感覚に近いです。
原因となる人間関係を改善するのは難しいため、側にいてかゆみが強くなる相手のそばには近づかないようにしましょう。
実は相手だけでなく、自分からも毒素は出ます。かゆみが上半身だけでなく下半身にも現れるようであれば、自分のマイナス感情に毒されていることを意味します。
誰かを憎んだり、嫉妬心に駆られたりしていませんか?嫌いな人のことはなるべく考えたくはないはずなのに、憎んでいるうちは誰よりもその人のことを考えてしまいます。憎んでいる相手にすっかり囚われてしまっているのです。一番いいのは「どうでもいいや」と忘れることです。そうやって自分の気持ちもケアしつつ、人間関係の摩擦を減らしていきましょう。
スピリチュアル的に解説⑤休養の必要性
かゆみが現れては消え、慢性的にかゆみの症状が悪化してしまう場合。それはあなたが休養できていないことを伝えてくれています。ずっとなんだか調子が悪いなと思ったなら、そのことを思い出して下さい。
忙しくて休みが取れてなかった人も、ちゃんと夜は寝てるし、休みだってちゃんと休んでいるのに!と思った人も、休養は休んだ時間ではなく質です。体を休ませているだけでは休養にはなりません。しっかりと魂を休ませてあげましょう。
それにはオンとオフの切り替えが重要となります。魂を休ませるには瞑想などができればいいのですが、頭を空っぽにするのが一番の近道かもしれません。けれど、 それは難しいですよね。そのため、オンとオフをしっかり分けて、習慣として頭を空っぽにできるようにしましょう。
最初の一歩は、携帯を見ながら寝たり音楽をつけたまま寝ないようにしましょう。真っ暗・無音の中で五感をシャットアウトする習慣が重要です。起きたときには朝日をめいっぱい浴びましょう。そういうメリハリが、休養の質を上げてくれます。
スピリチュアル的に解説⑥アトピー性皮膚炎を改善させるには
アトピー性皮膚炎を改善させるには、自分でどうにかしようとしても限界があります。昔、私たちがもっと自然のそばにいてエネルギーをもらっていたように、自然から力を借りましょう。
休みの日などの時間ができたら、森林浴をしに行ってみると良いでしょう。マイナスイオンに満ちた空間が、疲れ切ったあなたを癒してくれます。自分で観葉植物を育てるのも良いです。花はついてないものを選びましょう。花は美しい反面、枯れたときの悲しさが精神的にダメージを受けてしまいます。愛情を込めて毎日水やりをすることで、あなたの中で愛を育育み、体調を改善してくれます。
動物と触れ合う機会も作りましょう。動物との気持ちのキャッチボールは、何よりも癒しとなります。マイナス感情が大敵のため、常に微笑みを浮かべていられるような穏やかな心を目指しましょう。愛で心をいっぱいにすることで、自然と症状は出なくなるでしょう。
最後に
一度症状が出てしまうと、何も手につかなくなり気分も落ち込んでしまいがち。そんなときだからこそ、早めに手を打って症状改善を目指しましょう。自分の心を愛でいっぱいにすることを考えていれば、アトピーのことなんて忘れてしまいます。夢中で何かに取り組んでいれば、いつの間にか症状は治まっているはずです。
アトピー性皮膚炎をスピリチュアルな観点で解説
・アトピー性皮膚炎とスピリチュル
・ストレスへの耐久性
・かゆみの位置で原因が分かる
・人間関係のトラブル
・休養の必要性
・アトピー性皮膚炎を改善させるには