みなさんは神社でお祓いをしていただいた経験がありますか?初めての方は、お祓いしてもらいたいけど「お祓いにはどんな種類があるのか?」「どんな服装をしたら良いのか?」「お金はいくらぐらい包めばいいのか?」など分からないことも多いですよね。今回は、神社でお祓いする時に必要な基礎知識を解説していきたいと思います。
神社でお祓いする時に必要な基礎知識を解説
①お祓いにはどんな種類があるの?
お祓いといっても、その種類は様々です。神社で行う御祈願・御祈祷と神社の外で行うものがあります。まず神社で行うお祓いは次の通りです。
初宮詣・七五三詣・合格祈願・厄払い・安産祈願・病気平癒・必勝祈願・交通安全・新車祓・家内安全・業務安全・商売繁盛・旅行安全・結婚式・その他
次は、神社の外で行うお祓いです。
地鎮祭・上棟祭・竣工祭・新宅祭・宅神祭・開店、閉所清祓・進水式・開通式・除幕式・火入れ式・操業安全祭・その他
子どもの健やかな成長を願うものから、人以外でも交通安全を願う車のお祓いや工事の無事と家・建物の繁栄を祈る地鎮祭などその種類は様々です。
神社によってお祀りしている神様が違うので、お祓いしていただきたいことに合わせて神社を調べてみるといいかもしれません。どれにすればよいか分からない場合は、神社に確認してみるとよいでしょう。
②お金はいくらぐらい払えばいいの?
お祓いを受けた際に支払うお金を初穂料と言います。この初穂料は、予め神社で決められていることが多いので、事前に確認すると良いでしょう。電話で聞くこともできますし、神社のHPで確認することもできます。「お気持ちで結構です。」など特に指定されていない場合は、大体相場である3000円~10,000円であれば問題ないと思われます。金額の違いによって、お祓い後に貰うお札の種類や大きさなどが変わってきます。
また、お祓いの受付所で直接お金をお渡しする場合が多いですが、正式には「紅白の蝶結び・水引きの熨斗袋(のしぶくろ)」または「白封筒」を使用します。
表書きは、神社の場合は「御初穂料」と縦書きにして、下段にはお祓いを受ける人の名前を書きます。お寺の場合は「お布施」と縦書きにして、下段にはお祓いを受ける人の名前を書きます。中包みには金額を書き入れておきましょう。
③予約は必要?
神社にもよりますが、特に事前に予約をしなくても大丈夫なところが多いです。直接、神社に行き、社務所または受付所で申し込み用紙に必要事項を記入し初穂料を納めればお祓いしていただけます。ただし、年末年始や七五三の時期は混雑が予想されますので、余裕を持っていきましょう。
④どんな服装でいけばいいの?
お祓いに行く際に、服装について特に決まりはありません。しかし、常識的に短パンやノースリーブなど肌を露出した服装、特に暑い夏場は注意が必要ですが、裸足で行くというのは避けた方がよいでしょう。お祓いを受けるのを断られてしまう場合もあるようです。
また、場所によっては、「ジーパン不可」「男性は礼服、女性はそれに準ずる服装(スーツやワンピース)」というように決められている神社もありますので、事前に確認すると良いでしょう。
⑤お祓いを受ける際のマナーは?
最低限のマナーとしては、帽子を脱ぐ、ガムや飴などを口に入れない、心静かにします。また、前日には、身を清めるためにお風呂でしっかりと身体を洗うなど、いずれにしても、失礼のないようにしましょう。
⑥お祓いしていただいた後は?
お祓いしていただくと、お札などをいただけますので、神棚にお祀りしましょう。また、神棚がない場合でも大丈夫です。
【神棚がある場合】
◆三社造りの神棚の場合
右 …氏神様をおまつりします。(自分の家から一番近い神社)
中央…中央が最上位となりますので、伊勢神宮のお札をおまつります。
左 …崇敬する神社のお札をおまつりします。(旅行やお土産で授かった御札など)
◆一社造りの神棚の場合
一番手前に伊勢神宮のお札「天照皇大神宮」、次に氏神様、奥に崇敬する神社のお札の順におまつりします。
【神棚がない場合】
タンスや本棚などの高い所に、白い紙や布を敷いて、清浄な空間をつくりお札を置く場所を確保します。マンションなどで上に人がいる場合は、天井に「雲」と書いた紙を貼ります。お札の置き方は、神棚がある場合と同じ順番で置きます。
いずれのまつり方にしても、お札や神棚は明るく家族がいつも集まる場所を選び、南側か東側を向くようにお祀りしましょう。
また、お米やお塩、お水、お酒をお供えするとさらによいでしょう。本来は毎日変えるのが作法ですが、お米、お塩、お酒は最低でも月に二回(一日と十五日)かえて差し上げましょう。また、初物や頂き物があればいったんは、神棚にお供えしてからいただくと良いで
最後に
いかがだったでしょうか?お祓いをしていただくことは、それほど難しいことではありません。お祓いの効果は目に見えて分かるものではないかもしれませんが、何か悩んでいたり、不安に思うことがある時などにお祓いをしてもらうことによって、安心感を得ることができます。その人自身の捉え方次第で、その効果は大きく変わってくるでしょう。
また、日本にはたくさんの神社があり、それぞれの神社によってご利益が異なりますので、今の自分に合う神社をみつけ、お祓いしてみてはいかがでしょうか?
神社でお祓いする時に必要な基礎知識を解説
①お祓いにはどんな種類があるの?
②お金はいくらぐらい払えばいいの?
③予約は必要?
④どんな服装でいけばいいの?
⑤お祓いを受ける際のマナーは?
⑥お祓いしていただいた後は