タロットカードの大アルカナ「教皇」の意味を知りたい方へ。
教皇、恋人達、戦車、力のカードは、どれも西洋占星術の12星座に対応しています。
例えば、「新しい習い事を始めるにはいつがいいですか？」と念じて、1枚引いたとき、牡牛座を司る「教皇」のカードが出た場合、4月下旬～5月中旬の牡牛座の時期が良いということになります。また、カードそのものにも、牡牛座の持つ意味が付与されていますので、覚えて損は無いでしょう。ちなみに「女帝」のように12星座と関係ないカードを引いてしまった場合、時期尚早だと解釈してください。
タロットカードの大アルカナ「教皇」が正位置で出た場合「知識の伝達、良き仲介者、地位や伝統を守る」逆位置で出た場合「モラルが低い、権威の押し付け、しがらみで動けない」などの意味があります。
本記事では、タロットカードの大アルカナの教皇のカードの意味を状況別に詳しくご紹介致します。
まずはタロット占いのやり方から
大まかに解説すると、下記のように6工程あります。
【1】タロットカードを準備する
【2】質問事項を決める
【3】カードを混ぜる
【4】占われる人に干渉してもらう
【5】カードを手順に従って並べる
【6】カードをリーディングする
詳細につきましては、リンク先の「タロット占いのやり方を超分かりやすく徹底解説」をご覧ください。
タロットカードの「正位置・逆位置」の意味と解説
カードの天地（上下）が逆さまになって出た時の状態を逆位置と呼びます。天地が正常な状態は正位置です。逆位置になると、正位置の意味とは別の意味に変わります。
一般的に逆位置は、正位置の意味と反対になることが多いですが、カードの個々によって、正位置の意味が弱くなる、正位置の意味が強くなりすぎてバランスが崩れる等の意味に変わることがあります。
これを例えるならば、食べるという行為。適切な量の食事のおかげで良い健康状態を正位置とするならば、逆位置とは、食べずに飢えている状態、もしくは食べ過ぎて不健康になっている状態のようなものです。
そのため、逆位置は、カバーする意味は正位置に比べて格段に広くなります。なお、一般的に使われるウエイト=ライダー版は逆位置を採用しますが、一部のデッキや流派によっては、逆位置を考慮しないこともありますので絶対ではありません。
タロットカード大アルカナの「教皇 The Hierophant」の解説
「教皇」または法王は、地上におけるキリスト教の神の代理人です。神の言葉を信者に伝える仲介者ではありますが、その様子は現代でいうところの先生のようです。
また、伝えるものは、神の声だけではありません。カトリックの伝統や知識などを絡めたお説教もすることでしょう。占星術については、安定感を象徴する牡牛座に対応しています。
タロットカード大アルカナの「教皇 The Hierophant」の意味
以上の解説から、「教皇」の意味は以下のとおりです。
▼正位置：知識の伝達、良き仲介者、地位や伝統を守る
▼逆位置：モラルが低い、権威の押し付け、しがらみで動けない
タロットカード大アルカナの「教皇 The Hierophant」が正位置の場合
正位置でこのカードが出た場合、古き良きものや目上の人を大事にするようにとの暗示です。また、仲介者という意味があります。
異性と出会いたいとか、トラブルを起こして対処のしようが無いという状態でこのカードが出た場合、誰かの助けを借りることに吉があります。特にカードの象徴そのものである先生や何かを教えてくれるような人と一緒にいると良いでしょう。
また、知識という意味があるので、勉強運が上がりやすいです。
タロットカード大アルカナの「教皇 The Hierophant」が逆位置の場合
逆位置の場合、伝統やら人間関係やら社会的な立場によって、動けなくなることを意味します。納得いかないこともあるでしょうが、運気が味方をしていないので、自分の意見を抑えた方が得策です。
逆に自分もしくは身の回りの誰かが、立場を過度に利用していることを戒めていることがありますので、注意しましょう。
※それでは、次からは、実際に占った場合に「愚者」が出た時の意味を解説していきます。
大アルカナの「教皇」が出た時の【相手の気持ち】
正位置の場合
相手の気持ちを占った時に、教皇のカードが正位置で出た場合は、恋人の場合は、未来を視野に入れたちゃんとしたお付き合いを考えています。あなたに対しては真面目にならなければと思っているようです。女性側は、じれったいかもしれないけれど、一歩一歩踏み固めて恋愛を進めるつもりです。
またフィーリングが合い、あなたのことを自分の良き理解者だと思っているようです。片想いの場合は、恋愛感情よりも、尊敬できる異性として見ており、人として好きと言った感情です。
逆位置の場合
相手の気持ちを占った時に、教皇のカードが逆位置で出た場合は、モラルに反した関係（不倫など）であったり、世間体を気にした割り切った関係（仮面夫婦など）のようです。正式なものではないと思っていて、表面上の付き合いを続けている心情です。馴れ合いの関係であり、恋人がいないと寂しいという理由だけで焦っているようにも見えます。身体限定の付き合いならしても良いと思っている傾向もあります。
大アルカナの「教皇」が出た時の【恋愛】の意味
正位置の場合
恋愛について占った時に、教皇のカードが正位置で出た場合は、自分の個性を自然にアピールして行けば、やがてステキな恋人と出会えます。精神的に共感し合えるような、温和でオープンマインドな交流を心がけてください。信頼できる友達や知り合いからの協力を求めると良いでしょう。グループ交際から発展する恋も期待できます。
逆位置の場合
恋愛について占った時に、教皇のカードが逆位置で出た場合は、甘い言葉や悪い誘惑に乗ってしまわないように注意が必要です。モラルに反した不健全な関係におちいる可能性があり、後でひどく後悔する暗示があります。報われない愛情を注ぎすぎないように現実を直視しましょう。今はジッと我慢して、来るべき良い出会いを待つべきです。
大アルカナの「教皇」が出た時の【結婚】の意味
正位置の場合
結婚について占った時に、教皇のカードが正位置で出た場合は、良縁であり、結婚に向かって進展する暗示があります。お見合いや、目上の人からの紹介も期待できます。親や親戚にも紹介できる品行方正な伴侶になりそうです。また常識的なことを望んでいる真面目なお相手なので、結婚式も由緒正しい形でとり行なう傾向です。
逆位置の場合
結婚について占った時に、教皇のカードが逆位置で出た場合は、結婚の話は進展しない傾向です。かと言って、上手く行っている訳でもないが、別れそうもない付き合いで、馴れ合いの関係であるようです。即決は避けて、時間をかけて相手をよく知ることが必要です。気が進まなければはっきり断りましょう。良縁は、これから先に訪れるようになります。
大アルカナの「教皇 The Hierophant」が出た時の【復縁】の意味
正位置の場合
復縁について占った時に、教皇のカードが正位置で出た場合は、この関係が進展するには、まだ少し時間がかかりそうです。あなたは自分の立場を守った行動を取っていて、相手に対して礼を尽くし、慣れなれしい態度は取りません。歩みは遅くても、あなたの誠実さは、確実に好印象を持たれそうです。また信頼できる人に仲介に入ってもらうと進みやすい傾向です。
逆位置の場合
復縁について占った時に、教皇のカードが逆位置で出た場合は、進展がなく、努力が報われない傾向です。お相手側に、影に隠れた異性関係の気配が感じられます。複雑な状況を作り上げながら、あいまいな状態になっている暗示です。のちのち後悔することになりがちですから、毅然とした態度を取りましょう。
大アルカナの「教皇」が出た時の【仕事】の意味
正位置の場合
仕事について占った時に、教皇のカードが正位置で出た場合は、良い上司に学ぶことができれば、好結果を生みます。上下のつながりが安定した、働きやすい環境に恵まれるでしょう。あなたも使命感を持って努力することができそうです。信頼できる仲間や上司からの協力やアドバイスを求めることは有益です。
逆位置の場合
仕事について占った時に、教皇のカードが逆位置で出た場合は、他からの援助が期待できない暗示です。頼りにならない上司や、指示に従わない部下など、まとまらない組織に翻弄されてしまいそうです。汚職やネズミ講など、悪い誘惑に乗ってしまうと、のちのち後悔しそうです。転職の場合は、今はとどまるのが無難です。
最後に
タロット占いで占いたい目的が有る方は以下のリンク先をご確認下さい！
目的別タロット占いのやり方
▼タロット占いで相手の気持ちを確かめる6のポイント
▼タロット占いで相性を確かめる時に大切な6の事
▼片思いの未来をタロット占いで確かめる時に大切な6の事
▼タロット占いで復縁の可能性をみる時の6のポイント
▼仕事が上手くいくかタロット占いで確かめる6のポイント
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