スピリチュアルな世界に興味が有る方や、スピリチュアルカウンセラーに興味が有る方へ。
最近ではテレビや雑誌でも特集が組まれるほどのスピリチュアルブームです。なんとなく聞いたことはあってもそれが何かを説明するのは難しいのではないでしょうか。
スピリチュアルを辞書で調べると「宗教的」「神の」などと出てきて、元々はキリスト教に関する言葉と書かれていますが、なんだかピンと来ません。現在日本で使われているスピリチュアルとは、キリスト教におけるスピリチュアルとはかなり異なった「精神世界」という目に見えない世界のことをさしているようです。
今回は日本におけるスピリチュアルとは何かということと、そこを理解した上でのスピリチュアルカウンセラーがどんな存在なのか?本物の見分け方など、 詳しくお伝えしていきます。
スピリチュアルとは
スピリチュアルという言葉の意味はとても広く解釈され、これといった定義はありませんが、ここではスピリチュアルとは簡単に「見えない世界」とします。私たちの世界は見えるものだけで構成されてはいません。
例えば、「音」は目で見ることはできませんし、私たちの「思い」なども見ることはできません。しかし、どちらも私たちは「ある」と認識しています。それと同じように霊的な、神聖な、宇宙、意識、波動など目には見えなくても「ある」ということです。
あなたは神を信じているでしょうか。信じていなくても神社に行って見えない何かにお祈りしたことがあるのではないでしょうか。また空に向かって明日、晴れますように!とお願いしたかもしれません。
日本のスピリチュアルの原点
新しい時代や世界・思想という意味を持つニューエイジとは、「全ての人が霊性に目覚め、意識のレベルが向上する時代がやってくる。」という思想です。1960年代にアメリカで始まった「ニューエイジ」と言われる考え方が日本に伝わって、日本のスピリチュアルの原点になり、さらに元々あった仏教の教えなども混ざったと言われています。
スピリチュアリティ
スピリチュアルに似たような言葉でスピリチュアリティ(霊性)というものがあります。これは「人間に特有な心理的あるいは精神的活動の総体または任意の部分をさす用語であり、多様な意味を持つ。」というもので、なんとなく精神世界のことなので日本で使われている「スピリチュアル」に近いような気もします。しかし、これも的確に定義しているとは言えません。
スピリチュアルを理解する上で知っておきたいこと
生まれてきた意味
日本のスピリチュアルにはさまざまな解釈がある中で、似たような世界観を共有しているものもあります。
その一つは私たちがこの世に生まれてきた意味です。これは「魂の成長」のためと言われます。生まれる前に今世で成し遂げたい課題を設定したあなたは、その課題をクリアしながら、魂を磨いて、より高い次元の魂になることを生きる目的としているのです。
一見すると困難な出来事も魂の成長のために自分自身で設定していたということです。
輪廻転生
人は死んだらどうなるのか。スピリチュアルでは人間は死ぬと魂が肉体を離れて天界に帰り、また生まれ変わるとされます。それが輪廻転生ということ。私たちの肉体は、魂がこの世を生きるための着ぐるみのようなものです。
では一体何回生まれ変わるのでしょう。お釈迦様の言葉を借りると「人が死んで生まれ変わる間に流した涙の量は、海の量よりも多い」と、途方もない数の生まれ変わりであることがわかります。
全ては一つ=ワンネス
スピリチュアルの行き着くところは、この「全ては一つ」ではないでしょうか。ワンネスとも言われます。この地球も人も動物も物も見えるもの見えないもの全てが一つという考え方です。
例えば、自然の中で一体感を感じること、リラックスしている時など自分の心と体が一つになった瞬間や人とつながって一つになれたと感じる瞬間は、幾度も体験していることでしょう。
また、宇宙の中に地球があり、その中に人間や自然やものがあり、つまり「ひとつ」なのです。あなたは誰かと、誰かもまた自然と、自然は地球と、地球は宇宙と、、、というふうに全ては繋がっていて全てはひとつということなのです。
守護霊や天使の存在
スピリチュアルを語る上で必ずみなさんが意識するのは、守護霊や天使の存在でしょう。
私たちには必ず守護霊や守護天使といわれるサポートガイドのような存在がついていると言われます。この存在は私たちを助けたい、力になりたいと思っていますが、助けがその人の成長にならないと思う時にはじっと見守るだけです。どちらもとても優しく愛に溢れた存在です。
しかし、こちらからの働きかけがないと勝手に手を出してはいけないというルールがありますので、困った時には遠慮なく守護霊や天使に助けを求めてみましょう。あなたを助けることが守護霊や天使たちの喜びなのですから。そうしているうちに絆が深まりさらに存在を近く感じることでしょう。
カルマという考え方
スピリチュアルに接すると、カルマという言葉もよく聞きます。なにか前世から引き継いだカルマを解消しなければ幸せになれないなどといった不安を煽るようなことを言う人もいますが、そんな恐ろしいものではありません。
仏教やインドの宗教からきているカルマとは「行い」のことです。厳密には「結果が伴う行い」です。心または感情が動いたカルマは必ず結果を生じさせます。
例えば良い心で、良い行いをし、よい結果をもたらし、良いカルマとなります。反対に悪い心で行った結果は悪いカルマとなります。この結果を伴った行為(カルマ)が、前世、現世来世、、、と続いていくという考え方のことです。
必要以上に不安になることはなく、いつも良い心で良い行いをするという当たり前のことをするだけで良いのです。
スピリチュアルのまとめ
スピリチュアルといっても明確な教義や世界観がないということは、それぞれのスピリチュアルという世界観があるということです。あなたも一度は「生まれてきた意味」や「死後の世界」「私は一体何者なのか」などと考えたことがあると思います。そんな見えない世界や自分の内側の探求こそがスピリチュアルと言えるのではないでしょうか。その気づきのきっかけの一つがスピリチュアルの世界なのかもしれません。
スピリチュアルカウンセラー
スピリチュアルの何となくの思想が分かった所で、そのスピリチュアルでカウンセリングをするというスピリチュアルカウンセリングについてご説明していきます。ひと昔前まではなんとなく怪しい存在だった、霊が見えるとかオーラを見るという人たちも、最近のスピリチュアルブームでスピリチュアルな世界(目に見えない世界)が受け入れられるようになってきました。
しかし、まだまだわからないことがたくさんあることも事実です。スピリチュアルな世界は私たちの本質を教えてくれています。それを案内してくれるのがスピリチュアルカウンセラーです。それでは詳しく紐解いていきましょう。
見えない存在
子どものころ、見たこともない「おばけ」が怖かったように、「見えない」ということは不安や恐怖をかきたてます。しかし、スピリチュアルは決して怖いものではありません。
私たちには見えない存在がサポートしてくれます。神様や守護霊、守護天使など聞いたことがあるかもしれません。これらの存在はあなたが信じても信じなくても人生のあらゆる場面であなたにメッセージを送り続けています。
見えない存在達は、あなたが人生で困ったこと、迷っていることなど、どんなこともアドバイスしてくれる存在です。しかし、うまく受け取れずに人生が困難なものになっているかもしれません。
スピリチュアルカウンセラーとは
そんな時、見えない存在からのメッセージをあなたの代わりに受け取って伝えてくれるのがスピリチュアルカウンセラーという仕事です。あなたと見えない存在達との橋渡しをしてくれる心強い存在です。
以前オーラの泉という番組で江原啓之さんがその人のオーラからいろんな情報を伝えるという不思議な能力を使っていました。これもスピリチュアルカウンセラーと言えます。
また昔から霊能者や霊媒者と言われる人たちと似たような感じなのかもしれません。見えない世界のメッセージやエネルギーを伝えるというちょっと不思議な職業です。とても広い意味がありますのでスピリチュアルカウンセラーとは一体どんな人なのか以降で詳しく解説いたします。