手相をみて線を表現するときに、薄く出ているとか濃く出ているという言葉が使われることがあります。そもそも手相は、手のひらの肉厚感、指の形、爪の形、肌のきめの細かさなども参考にしている場合が多いです。

もちろん線の薄い濃いも意味があります。薄い、と言われると何だか悪いことのような気分になりますが一概にそういうわけではありません。手相の線の薄さ濃さにまつわる意味について具体的にご説明いたしましょう。

手相の薄い濃いは悪いのか？その意味を徹底解説！

①線の薄さ濃さとは

線の薄い濃いは自分の手をみただけではピンとこないと思います。他人のものと比較して初めて判るものですが、とりあえず自分の手相が薄いか濃いかは指の関節にある線と比べてみましょう。大体の人は関節部分の線と手相の線は同じくらいの濃さだと思いますが、そこがいわゆる普通のラインかな、と思っていてください。

②男性的な手と女性的な手

手はもちろん体の一部ですので、例えば痩せている人であれば手もほっそりしているでしょうし太っている人であればある程度ふっくらしているはずです。となりますと当然手相には男女差というものがあります。一般的には、男性は線が濃くはっきりしており、女性は線が細いと言われています。

女性の手相で線があまりにも濃くはっきりしていると、男性ばりに社会に出て働いているであるとか一家を支えている方である可能性があるでしょう。

しかし、昨今は男女の均等や女性の社会進出が当然という世の中ですので、手相の常識もこれからは変わってくるかもしれません。一応、現時点では男性の手相は線が濃く、女性は薄い傾向があると心にとめておいてください。やはり線が薄いということで悩むのは女性のほうが圧倒的に多いのです。

③一部分だけ濃さが違う

手相の一部分だけ線の濃さが違うということもあり得ます。

解りやすいところで言いますと、主要な線と言われる感情線、知能線、生命線ですがこの三本の中でもその差がでることがあります。

例えば知能線だけが濃い場合は理性と感情のバランスが取れておらず頑固で懸命さがない状態が高いと読むことができますし、感情線だと先走り気味の状態といった具合です。

主要な線以外でも同じくらいの濃さで線がでてくる可能性はあります。最たるものが運命線ですが、これは濃くはっきりしていればいるほど良いといえますが、この運命線も始まりが濃くとも先端が薄くなっていくと勢いがないと読めます。一本の線のうちでも薄い濃いで色々でてきますね。

④線が薄い

では、全般的に線が薄いとはどういうことなのか見ていきましょう。

手相の薄い人は、神経が繊細であまり自己主張をしないタイプといえます。声の大きな他人の意見についつい同調してしまい流されがちな性格のかたが多いです。さらに、日ごろのそういった自身の生き方に疲れてしまいストレスを溜め込み易い人も。

こう書くとやっぱり線が薄いのは良くないのか、と思われるでしょうが線が細く弱くとも縦線の多い手相であれば吉運ですし一概には言えません。

他人の意見に流されがちということは、それだけ話をよく聞いているということです。色々な話を聞いた上で自分が何を選ぶのかをゆっくり決めていけばいいのです。また一般的に10代から20代の若者層は手相が薄い人が多いと言われています。柔軟で未完成だということのあらわれで、周囲の助けを得てまだまだ成長の余地がある人と言えます。